昌さん魂、若竜も受け継ぎます!
中日は今日9日から2位広島と3連戦(マツダスタジアム)に臨む。先発は23歳伊藤準規、19歳若松駿太、25歳大野雄大の順が濃厚だが、3投手とも5日に史上最年長勝利を挙げた山本昌にぞっこんだ。父親ほど年の離れた大ベテランからの教えは胸の中。4連勝中のバトンをつなぎ、奇跡CSへの扉を開ける意気込みだ。
おじさん族の快投に、若竜が刺激を受けないはずがなかった。今日9日からの広島3連戦の先発が有力な23歳伊藤、19歳若松、25歳大野は燃えていた。前カード阪神戦の49歳山本昌、36歳山井、34歳雄太のベテランローテから一変の若武者トリオ。平均年齢は39・7歳から22・3歳へ、17歳以上も若返る。やはり一番刺激を受けたのは、今季初先発で史上最年長勝利を飾った山本昌の奮闘だった。
伊藤
チームに勢いをつけてくれた。すごく刺激を受けましたし気持ちは山本さんに続けです。気持ちのこもった投球で勝ちたい。
当日ベンチ入りしていた右腕は2軍からはい上がり、「捨て身で投げた」という左腕の気迫をまぶたに焼き付けた。中京(現中京大中京)で野中徹博や紀藤真琴と同級生だった父彰浩さんは山本昌と同い年。そんな人が今なお31年目の現役で、5回を0封して白星をつかんだ。これでピチピチの23歳がやらなきゃウソだ。
伊藤
子どものころから中日ファンで一緒に野球できるのがうれしい。入団したキャンプでキャッチボールをした時、全部構えた所にきてビックリした。今でも「リリースポイントは一定にした方がいい」とアドバイスももらっています。
今季3度の先発でまだ白星はない。だが勝てば昨オフの右肘手術からの復活を示す初勝利で、山本昌への恩返しにもなる。そしてチームは5連勝!
昌魂のバトンを落とさず、若松と大野につなぐ意気込みだ。
若松
父は山本さんより2歳下です。この前の試合もブルペンで見ましたが本当にすごかった。僕も腕を振ってしっかり投げます。
大野
プラスしかないし勉強になる。ベテランが頑張って若いのが頑張れず情けない。ここからは僕が引っ張るつもりでやります。
2年目若松は、プロ初勝利球を今年2月に亡くなった担当の渡辺麿史スカウトの仏前に供える目標がある。大野は勝てば8勝目で2年連続2ケタに望みをつなげる。若竜トリオが奮闘すれば今季初の7連勝も夢ではない。その先に奇跡のCS扉が開く。【松井清員】



