<楽天5-4オリックス>◇8日◇コボスタ宮城

 神話が崩れ、オリックスが痛すぎるサヨナラ負けだ。9回に守護神・平野佳寿投手(30)が逆転サヨナラ2ランを松井稼に浴びた。今季初先発の近藤一樹投手(31)が6回途中まで1失点と力投。得意の継投策で逃げ切れず、7回終了時にリードしていたゲームでは初黒星。首位ソフトバンクと4ゲーム差に後退した。

 オリックスの「絶対勝利の神話」がついに崩れた。1点リードの9回、守護神平野佳が楽天松井稼に逆転サヨナラ2ランを被弾。今季初の逆転サヨナラ負けで、開幕から続けていた「7回終了時にリードしていれば勝つ」という不敗神話が60連勝でストップ。試合のなかった首位ソフトバンクとのゲーム差も4に開いた。逆転Vを狙うチームにとって、あまりにショッキングな1敗となった。

 森脇監督は「うちのリレーでやられたんだからしょうがない」と声を絞り出した。今季初登板の近藤が6回途中1失点と勝利投手の権利を手にしていた。6回途中から比嘉、佐藤達、馬原そして平野佳とフィニッシュへ道筋は出来ていたが…自身初のサヨナラ被弾に平野佳は「(球が)高かったし甘かった。近藤がいい投球をしていたので、申し訳ない」と肩を落とした。

 死球の影響で主軸の糸井が欠場した試合で、代わって3番に入ったヘルマンが一時は逆転打を放つなど3連勝に向けムードは最高潮だった。だが、守護神が打たれ、神話も消えた。指揮官はショックを振り払うように「明日からまたしっかり戦う」と言った。