<阪神2-8巨人>◇9日◇甲子園
阪神マウロ・ゴメス内野手(30)が虎党のイライラを少しだけ発散させた。4回1死一、三塁で迎えた杉内との2度目の対決。前打席までで14打数1安打と苦しんでいた宿敵相手に、完璧な一打を見舞った。
1ストライクからの2球目。痛烈なライナーが遊撃坂本の右に飛んだ。瞬く間にセンターに転がる適時打は待望の初得点。直前の6失点でヤジを飛ばしていたファンを振り向かせた。常々「相手がジャイアンツであろうと、どこだろうと関係ない」と言ってきた男も、悲しい現状に燃えない訳がなかった。7日中日戦で、三振した際にバットで地面に線を引き、これが審判への侮辱行為と判断されて退場。主砲が抜けた打線は完封負けしていた。
チームがもがく中、ゴメスは着々と打点を稼ぐ。これで94打点目。来日1年目外国人の球団記録を更新するだけでなく、セ・リーグでも9位のローズ(横浜)に並んだ。次に見えるのは7位シーツ(92年大洋)ホージー(97年ヤクルト)の100打点。大台が近づくゴメスがいなきゃ反撃は始まらない。



