<ヤクルト0-5阪神>◇17日◇神宮

 阪神福留孝介外野手(37)が攻守で能見を助けた。まずはバット。1回に鳥谷の先制打に続いた。なおも、2死一、二塁。「上位打線からつないで回ってきたチャンスだったので、自分も後ろへつないでいこうという気持ちでした」。カウント2-1からの4球目。ヤクルト杉浦のフォークを右前に転がした。14日広島戦から1回に得点を入れることができていなかった。「そういう意味で初回に2点目を取れてよかった」と空気をガラッと変えてみせた。

 7回には守りで魅せた。神宮は拍手喝采だった。無死一塁で打席に5番雄平。能見の真ん中高め直球を捉えたライナー性の打球は、右翼後方へ伸びていった。フェンス手前でジャンプ。伸ばしたグラブに飛球が収まった。「普通です。いける範囲で取れると思っていたので。少しは能見の助けになったかな。(白星をつけられたことが)大きい大きい」と笑顔だった。

 9連戦を勝利で締めた。バスに乗り込む福留から白い歯がこぼれた。「やっている選手は最後までめいいっぱいプレーしている。それが見に来てくれている人のためにもなるからね」。明日19日からは甲子園で中日3連戦。聖地でも観客を魅了する。【宮崎えり子】