<ロッテ4-3オリックス>◇20日◇QVCマリン

 オリックスがまさかの連敗を喫した。1点リードの9回、守護神平野佳寿投手(30)が2点を奪われてロッテに逆転サヨナラ負け。首位ソフトバンクが4連敗と足踏みをしているのに、接戦を落とした前日に続き、この日もお付き合いしてしまった。平野佳は登板した最近4試合で3度目のサヨナラ負け。「しょうもない投球ばかりして、自分に腹が立っている。ずっとチームに迷惑をかけて申し訳ない」と肩を落とした。

 森脇浩司監督(54)督は、試合後に全選手を集め緊急ミーティングを行った。「ファンに勇敢な姿を見せる気持ちをもってプレーするのが、プロ野球選手の役目。それだけは持っておけと言った」と選手にハッパをかけた。

 平野佳は「優勝と日本一を考えているチーム。結果を出さないと。本当に、もう1回やるしかない」。幸い、ゲーム差は2・5のまま。重圧をはねのけ、力を見せるときだ。【高垣誠】