CSへ視界良好だ!

 腰痛で2軍調整中の阪神新井良太内野手(31)が22日、鳴尾浜で故障後初めて屋外で打撃練習を行った。まずはティー打撃で体を慣らし、フリー打撃ではいきなり69スイング。柵越えは左翼へ1本だけだったが、上々の滑り出しだ。

 8月28日巨人戦の試合前練習で痛みを訴え、病院に直行。歩くのがやっとの状態から、1カ月弱でここまできた。久しぶりに屋外でバットを振った。終始持ち前の元気さで練習全体も盛り上げた。実戦復帰については「僕が決めることじゃないので」としながらも「CSというか、1日でも早く状態を上げていくだけ」ときっぱり。順調に進めば来月11日からのCSファーストSには間に合う見通しだ。ファームは29日からウエスタン・リーグの最終カード、ソフトバンク2連戦。10月6日からは「みやざきフェニックス・リーグ」が開催される予定で、準備の舞台も整っている。

 打撃より不安という守備も、念入りにゴロ捕球を繰り返した。リハビリを見守る仲野トレーナーは「(状態を)上げていく段階で、問題はありません」と評価。CSの切り札となるべく、後はステップを踏んでいくだけだ。