<ファーム日本選手権:ソフトバンク4-6ロッテ>◇4日◇サンマリン宮崎

 ソフトバンク牧原大成内野手(21)が、痛恨の失策を来季への成長の糧にする。

 ショート牧原は決勝点を献上する失策を犯した。同点の8回2死一、二塁。二塁ベース寄りのゴロをトンネルした。牧原は「大事にいきすぎました」と唇をかんだ。現役時代、名遊撃手だった石渡2軍監督は「当たり損ねの方が打球が変化する。グラブさばきの問題」と話した。

 今季ウエスタン・リーグでは、リーグ最多安打記録を更新する120安打、打率3割7分4厘で首位打者に輝いた。この日も初回に先制点につながる右翼への二塁打。「来年は1軍でレギュラー争いができるところまできている」(石渡2軍監督)。痛いトンネルを胸に刻み、この秋、徹底的に守りを鍛える。