20歳の本格派右腕で一気に突破だ。日本ハム上沢直之投手(20)が今日12日、オリックスとのCSファーストステージ第2戦に先発する。初のポストシーズンの大舞台を翌日に控えても、緊張感はなかった。「徐々に気持ちは高ぶってくるものはあると思う」。11日は、ダッシュなど軽めの調整。いつも通りのルーティンで準備を完了した。
泰然自若でチームを決戦の地、福岡へ導く。「やることは一緒なので。シーズン中と同じことをやろうと思う」と肝が据わっていた。勝利の瞬間は宿舎にいた。勝敗がどちらに転んでいても、気持ちの整理だけは先に終えた。無我夢中で駆け抜けた1年間の集大成を、見せるつもりだ。
第1戦は同世代が躍動した。1学年下の大谷が力投。ドラフト同期の21歳近藤が2安打2打点の大活躍などヤングパワーがさく裂した。試合前に「今日の試合を見て感じるものもあると思う」と話していたが、普段から仲のいい同僚の活躍に刺激も受けたはずだ。栗山監督も「これで上沢も思い切っていける」と自信を持って送り出す。勝負のマウンドへ向かう上沢も20歳。フレッシュな勢いで敵地を制圧する。【木下大輔】



