新たな伝統の一戦に、巨人原辰徳監督(56)が勇んだ。CSファイナルステージで阪神との対戦は初めてと聞き「ああ、そうですか。初めてか…」と、まずは重みをかみしめた。「そういう意味でも、いろいろ先輩たちが築き上げてきた歴史があるわけだからね。それをもとに、我々もファンも大いに盛り上がって戦うでしょう」。3日後の決戦へ思いをはせた。

 綿密に準備を整えた。2日連続となったBCリーグ選抜との練習試合。阿部は7回の守備から起用し、セットアッパー山口と組ませて本番を想定した。一方で6回以降は前日に続き非公開の予定だったが、変更して戦いをオープンにし、マシソンら救援陣の仕上がりも披露した。「準備万全というところですかね」と調整に納得した。

 球団創設80周年は開幕戦の阪神に始まり、セ・リーグとの最終決戦も阪神となった。今季の対戦成績は13勝11敗と接戦も、勝負どころの8月以降は7勝2敗だ。「セントラル・リーグの勝ち残った2チーム。それでCSのファイナルステージを戦う。それが明確に決まった。緊張感を徐々に持ちつつ、しっかりと時間を使って、その時を待つということ」。1、2位の頂上対決を制し、日本一奪回への通過点にする。【広重竜太郎】