巨人が決戦2日前の調整の扉を閉ざした。明日15日からのCSファイナルステージ阪神戦(東京ドーム)に先発する内海哲也投手(32)、沢村拓一投手(26)が13日、川崎市内のジャイアンツ球場で非公開練習を行った。巨人が先発陣の練習で報道陣をシャットアウトするのは極めて異例。初戦は内海、2戦目は沢村に託すが、勝機を1%でも高めるために、相手に情報を与えるつもりはなかった。
通常なら初戦先発が2日前にブルペン調整する日。だがカーテンが引かれ、誰が投げたかは公にされなかった。約1時間の練習を終え、扉が開くと内海と沢村が同時にロッカー室へと消える。同じ行動で煙幕を張った。内海は「見せてあげたかったですね」とニヤリ。一方、川口投手総合コーチは「会社で(同じ状況)ならどうする?
何も話さないように言われているので」と言葉少なに理解を求めた。
巨人は本来、オープンな姿勢だ。原監督も昨年の日本シリーズで楽天星野監督に予告先発を提唱され「ファンが望むなら」と堂々と受け入れた。だが今回は違う。レギュラーシーズン後、阿部の特訓やBCリーグ選抜との練習試合も一部非公開にした。それだけ情報戦にも神経を注いでいる。
舞台に立つ者の姿勢は変わらない。フードをかぶり、マスク姿の完全防備?
で、ちゃめっ気を見せ、球場を後にした沢村は「やることは変わらない」と話した。内海は「しっかり自分の投球をすることが大事」と信念を示した。本番では虎にすべての力を披露する。【広重竜太郎】
◆CSの主なルール
ファーストステージ(S)は3試合制、ファイナルSは6試合制。シーズン上位の本拠地で開催。ファイナルSはシーズン優勝球団に1勝のアドバンテージが与えられる。延長戦は12回まで。引き分けを除いた勝ち数が同じ場合はシーズン上位が勝者。セは引き分け以上で勝ち上がりが確定した時点でコールドゲームとなる(パは最後まで実施)。予告先発はパだけ採用。



