日本一の美酒に向けて、まずは打倒ジャイアンツ!!
今日15日に始まるCSファイナルステージ巨人戦(東京ドーム)に向けて阪神ナインが14日、東京入り。主将鳥谷敬内野手(33)が力強く意気込みを語り、G倒のポイントに手堅い守備を強調した。ファーストステージ広島戦は2戦21イニング無失点のまま突破。堅守好打を誇るキャプテンが、虎初のファイナルステージも引っ張る。
天下分け目の大勝負を前にしても、鳥谷の表情は柔らかかった。甲子園での最終調整を終えて、足取りも軽やかにクラブハウスへ。この1年間、やるべきことをやってきた。誰にも負けない圧倒的な練習量が支えだ。最高の相手に胸を借りる。王者巨人との最終決戦のポイントを問われると、力強く言い切った。
「いい流れで来ているので、相手に流れが行くかは分からないけど(守備の)ミスは失点につながりやすい。そういうミスを少なくできるように。東京ドームとかは関係ないですね」
敵地東京ドームでの激突だ。さあ打ち合いだと思いきや、キャプテンが強調するのは意外にも「堅守」だった。
11日からのCSファーストステージ広島戦でも同僚は奮闘した。マートンのジャンピングキャッチ、大和の強肩補殺、藤井の二盗阻止など、進塁を阻む好プレーがゼロ行進を成立させ、勝敗の分岐点となった。2試合とも無失策。シーズン中、何度も鉄壁の守備を見せてきた鳥谷の指摘は何よりの説得力を持つ。
巨人は今季、リーグ最少の71失策だった。対する阪神は85失策。手堅く守ってくる宿敵相手に、守備の凡ミスでの自滅は命取りになりかねない。1年間、守備を鍛え上げてきた高代内野守備走塁コーチも「この2試合、守備でいいものが出ている。守りにおいても待って捕るんじゃなく、エラーいいじゃないか、思い切って行こうじゃないか」と手応えをつかむ。球団初のファイナルステージ進出だが地に足をつけて戦う。
広島戦は19イニングでわずか1得点だった。打線の奮起が求められ、先制パンチで攻撃のリズムをつかみたいところだ。不動の3番打者でもある鳥谷は言う。「相手に少しでも重圧をかけられるよう、先に点を取ることが大事になってくると思う」。今季、巨人戦は11勝13敗だったが、先制点を挙げた試合は7勝5敗。先手必勝で主導権を握りたい。
そうだ。打撃も守備も攻めて攻めて攻めまくれ!
巨人に1勝のアドバンテージがある、短期決戦。4勝で突破の第2関門。永遠のライバルを攻め破れば日本一の悲願も見えてくる。【酒井俊作】



