オリックスが韓国ロッテの張元準(チャン・ウォンジュン)投手(29)の獲得調査に着手したことが17日、分かった。11年に15勝を挙げるなど左腕の先発として活躍。13年には韓国代表でWBCにも出場した。

 オリックスは球界屈指の投手力で昨年の5位から2位に躍進。優勝したソフトバンクにも勝率で2厘差に迫った。96年以来のリーグ制覇に向け、今オフも補強に動く方針だ。中でも左腕不足の解消は急務。2年目の松葉が奮闘したが、先発ローテーション、中継ぎともに右腕が中心。国内FA権を取得したエース金子の去就も不透明で、先発陣の増強も求められている。

 張はオリックスが待望する本格派のサウスポーだ。ゆったりとした投球フォームから力強いストレート、キレのあるスライダーを投げる。現有のディクソン、マエストリは残留の方針。さらに即戦力左腕を加え、「2厘差」を埋める。