<セCSファイナルステージ:巨人2-4阪神>◇第3戦◇17日◇東京ドーム
前夜は都内いきつけのラーメン店で舌鼓を打った。阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)は身長198センチ、体重121キロの巨体を丸め込み、一品と向かい合った。プラスチック箸を器用に使って完食。「ゴチソウサマ」。登板前のルーティンをこなして立った、勝てば日本シリーズ進出へ王手のマウンド。しかし、何かが違った。
白星もう一丁、とは簡単にはいかない。自慢の直球は制球が定まらない。捕手藤井のサインに何度も首を振った。1回にいきなり阿部の適時打で先制点を献上してしまった。追加点もアッサリとられた。3回2死から亀井に右翼スタンドまで運ばれた。5回3安打2失点で降板。「あの状況(2死満塁)なら代打だと思う。5回しか投げられなかったことは悔しかった」。コシがすわった男も、この内容には首を傾けるしかなかった。
今季の巨人戦は8試合で4勝1敗。6試合で杉内と投げ合い2勝1敗と、天下一品の勝負強さを見せつけていた。ファーストS初戦では8回4安打無失点。勢いのままシュルシュル飲み込みたかったが、らしくなかった。次回こそは、アツアツの投球を見せてくれるはずだ。【池本泰尚】



