<セCSファイナルステージ:巨人4-8阪神>◇第4戦◇18日◇東京ドーム

 阪神が巨人に4連勝し、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

 マット・マートン外野手(33)が強烈な先制パンチでチームを勢いづけた。1回2死一、二塁、1ボールからの2球目だった。真ん中へ甘く入ったフォークを一振り。高々と上がった打球は、左中間スタンド中段に着弾。特大の3ランで先制した。

 「シンプルに初回のいい場面で力を入れすぎずに、ストライクに入ってきたボールをしっかりたたけたよ。メッセンジャーと話していたんだ。5年プレーしてここまできたことがなかった。望んだこういう結果ですばらしい」

 納得の一撃が9年ぶりの日本シリーズ進出へと加速させた。続く福留のソロ。2回の西岡の2ランへとつながった。巨人にあった1勝のアドバンテージも何のその。11安打8得点と打線が爆発し、首位巨人に4連勝。今季、セ・リーグ首位打者に輝いたマートンが、打線に火を付けたことは間違いない。

 「とてもうれしい!

 でもまだ途中だから、まだまだこれからやらないといけない。今日は思う存分、祝って明日からまた頑張りたい」

 笑顔から一転、表情を引き締めた。やらないといけないこと-。それはまさしく日本一だ。

 「9年間、日本シリーズから離れていて、関西のファンのみなさんが待っているのは分かっている」

 聖地・甲子園で待っている虎党、そして自らも待ち望んだ日本一の栄冠をつかむチャンスだ。日本シリーズでも強烈な1発をお見舞いする。【宮崎えり子】