<SMBC日本シリーズ:阪神6-2ソフトバンク>◇第1戦◇25日◇甲子園

 阪神マット・マートン外野手(33)も続いた。ゴメスの適時打でリードを広げた5回2死一、二塁で、中越え二塁打で2点を加えた。「追い込まれていたからコンパクトに打ち返そうと考えていた。(一塁走者の)パピー(ゴメス)もよく走ってくれたね」。前日24日は最愛の家族と少し早めのハロウィーンパーティーでリラックスした。「第1戦で勝てたのはうれしい。ただ、あと3試合勝たないといけない」と気を引き締めていた。

 ▼5回にゴメス、マートン、福留と3者連続適時打で5点。シリーズで阪神の1イニング5点は、85年第6戦の1回など過去4度あった4点を上回る最多記録となった。4連敗した05年のシリーズは阪神の外国人野手が合計18打数4安打、打率2割2分2厘の0打点に対し、ロッテの外国人野手は打率4割3分3厘の10打点。03年もダイエーの外国人野手に打率3割2分6厘、10打点と、相手の外国人野手にやられてV逸だったが、今年は阪神の助っ人が暴れそうだ。