オリックス馬原孝浩投手(33)が「おとこ気契約」を結んだ。12日、ほっともっと神戸で契約更改交渉に臨み、5000万円増で昨シーズンと同額の年俸1億3500万円でサイン。今オフは取得した国内FA権を宣言せず残留を決めた。球団は複数年契約も準備していたが「複数年とかインセンティブ(出来高)は結ばない性格。それが自分のモチベーションにはならない」と、あえて単年契約を申し出たことを明かした。

 ソフトバンクから移籍2年目の今季はセットアッパーとして稼働。自己最多55試合に登板し、チーム2位の32ホールドをマーク。志願の単年契約ながら来季以降のFA権行使も「まったく考えていない」と断言した。今季の防御率3・55からの向上など、全体的なレベルアップを誓い「来季はイニングまたぎや連投もできるんだというところを見せたい」。8日に33歳となったばかりの右腕は意欲的だった。(金額は推定)