3年ぶりに古巣日本ハムに復帰することが決まった田中賢介内野手(33=前レンジャーズ3A)が17日、札幌市内の球団事務所で入団会見を行った。

 -契約を終えて

 田中

 ファイターズには早い段階から帰ってきて欲しいとお話をいただいて、感謝しています。日本でプレーするのであれば、ファイターズしかないと思っていた。米国に渡るときも、決心も勇気もいることだった。自分の思いを吹っ切って日本でプレーするためには、ウインターミーティングまでは待ってと決めていた。気持ちを整えるのに時間がかかった。

 -2年間でチームは若返った

 田中

 若返ったことで、いいこともある。報道を見ると、選手たちが「自分がチームを引っ張る」と言っている。そういう気持ちにならないといけない。そういう選手が増えるのはいいこと。

 -米国で学んだこと

 田中

 数え上げたらきりがない。2つ挙げさせてもらうなら、ファイターズが、監督が目指す野球は世界最先端。進む道は間違っていないと確認できたこと。もうひとつ大きな違いはファンサービスの意識の違い。積極的にやらないといけない。たとえば0-10で負けていても、お客さんは帰らない。ファン目線に立って、そういう努力をしている。少しずつですが、選手に伝えていけたらいい。選手の意識が変われば、いろんなことができる。

 -ファンへ

 田中

 (12年に)ここを出て行くとき、『次にお会いできるときは、もっと大きな男になって帰ってきます』と言ったのを覚えています。そうなった姿を見せられたらいいと思います。