今月11日には成人式を控える「新成人」の日本ハム大谷翔平投手(20)が、“オトナ”な新年の目標を立てた。5日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で3年目を本格的にスタートさせた。個人の目標は「特にない」としたが、チームの優勝ははっきりと目標に掲げ、そのうえで「ビールかけをやってみたい」。20歳で迎える新シーズンのフィナーレは、チームメートとびしょぬれになって喜び合うことを目指す。

 午後1時半、年末年始を故郷・岩手で過ごした大谷が、2軍施設の千葉・鎌ケ谷に戻った。さっそくランニングやマシン打撃など約2時間の自主トレ。初夢を「覚えていない」と話したが、どんな初夢がよかったかと問われると「優勝してるところがいいです」と笑った。紙テープが飛び、歓喜の胴上げ。そしてその先にあるのは、人生初のビールかけだ。

 昨年7月に20歳になったばかりの大谷は当然、ビールかけの経験はない。「やってみたいですね。(先輩に)話を聞いているとおもしろそうなので」と、想像するだけで心が躍る。チームメートによれば、“アルコールビギナー”の大谷は、最初の1杯こそビールを飲むが、2杯目以降は酎ハイなどにすることが多いという。この日、本人も「そんなに飲めないです。普通くらい」と話したが、優勝を祝うビールなら、全身で味わいたいところだ。

 「優勝」にかける思いは強い。超高校級と騒がれた花巻東時代も、甲子園では1勝もできずに終わった。3年の最後の夏は、160キロを記録しながら、県大会で敗れている。プロ入り後も2年間は優勝なし。個人目標を聞かれ「特にないです。納得して終われればいいです」と多くを語らなかっただけに、反対に優勝への思いは際立った。

 1年に1度の親子水入らずの時間は「ゴロゴロしてました」と話したが、完全休日は大みそかと元日の2日だけ。母校のグラウンドなどで練習は続けてきた。ボールも継続して投げており、すでに「シーズン通りというのは無理だけど、普通には投げられる」状態という。

 先発ローテーションの柱として、そしてクリーンアップの一角として大きな期待がかかる。「引き続きやることをやっていければいいかなと思います。3年目どういう成績になるか楽しみ」。日本球界史上初めて2桁勝利&2桁本塁打の偉業を達成した翌シーズン、すべての野球ファンが大注目している。期待に応える活躍をして、チームを日本一へ導く。【本間翼】