「ガッツ塾」が沖縄で開講する。移籍2年目の中日小笠原道大内野手(41)が今月中旬の自主トレに左のスラッガー古本武尊外野手(24)を招くことになった。6日、ナゴヤ球場で練習した小笠原は「今回は彼が言ってきた。少しでも力になれば」と経緯を説明。12年ドラフト3位で将来の主砲として期待のかかる24歳古本は「やる気があるなら来いと言われた。とにかく打撃。全部吸収したい」と声を弾ませた。

 “ガッツ先生”はナインの間でも大人気だ。この日も室内練習場でバットを握ったベテラン荒木が助言を求めるシーンがあった。小笠原は「ずっと見てきたわけじゃないし(助言するにしても)少し見てから。押しつけてもしょうがない」と古本には自主性を求める方針だ。通算2105安打の野球職人と沖縄で寝食を共にする。古本にとっては貴重な体験となるはずだ。