ソフトバンク松田宣浩内野手(31)が「李大浩打法」に取り組んでいることを明かした。24日に西戸崎合宿所で打撃練習を行い、新打法の習得に励んだ。「デホのフォームを参考にした」。始動の際に1度グリップを高く上げて、その後にトップの位置を作る。「低いままだと、バットの出が悪かった。上げることで間ができる。トップをしっかり作る感じ」。10月の日本シリーズで打撃が下降した時に、チームの主砲からヒントを得た。

 1月の自主トレではグアム→亜大で体作りに力を注いだ。西戸崎合宿では新打法のチェックにも余念がなかった。今季は球場改修により、本塁打量産を宣言している。李大浩といえば、長打+確実性が魅力。松田は昨年、打率3割1厘、18本塁打の成績を残したが、さらなる飛躍を目指している。「僕的には十分ですね」。自主トレでの体力強化に手応えを感じており、2月1日のキャンプインを心待ちにしている。

 今季のスローガンは「熱男(アツオ)」に決まった。「熱くならないと勝てない。順位が下がると冷めてくるし、熱く居続けるには、首位を守りきって、勝つのがいい。最高のスローガン!」。チームきっての熱血漢は大歓迎だった。工藤監督が掲げた「試合中のガム」「ツバ吐き」「消極的な言葉の使用」の3禁についても、「監督の方針なので、選手は全員従う。それは当然」と全面的に受け入れた。松田が新打法でバージョンアップし、さらに熱くなる。【田口真一郎】