侍ジャパンの守護神が高級炊飯器を味方に付けた。ロッテ西野勇士投手(23)が28日、千葉市内で行われた日本赤十字の料理イベントに参加し、「米」のおいしさに目覚めたことを明かした。このオフ、約9万円の象印の羽釜で炊く炊飯器を購入。「おいしくてビックリした。はまってます。実家の富山から送ってもらった米を炊いて、家で食べてます」と話した。

 今季は「60試合以上投げてタイトルを取りたい」とセーブ王を視野に入れる。そのためにも体重の増減を少なくしたいと言い、昨年から約2キロ増の84~86キロでシーズンを乗り切りたい考え。1人暮らしを始めた西野にとって食生活は大切で、コンディション維持のためにも、羽釜が大きな武器になる。

 このオフはケガしない体作りに励んだ。故障しやすい右肩周りの筋肉を鍛え、体幹を強化した。「もう体の準備は万端です。あとは急ぎ過ぎないようにキャンプで投げていきたい」と、手ごたえを感じてキャンプインを迎える。この日は、約40人の女性に囲まれ、照れながらシューマイをつくった西野。西野が登場したら試合はおシューマイ(おしまい)と思わせる準備も整った。【竹内智信】