ロッテ涌井秀章投手(28)が4日、尊敬する人との投げ合いを望んだ。横浜高、西武の先輩で、今季から日本球界に復帰したソフトバンク松坂への思いを聞かれ「プロに入って見ていた背中。投げ合えれば、なお成長できる」と即答した。普段はクールな右腕の言葉に熱がこもった。

 今季は3月27日からの敵地でのソフトバンク3連戦で幕を開けるだけに、松坂との初対戦がいきなり実現する可能性はある。5年連続で開幕投手を務めてきた成瀬が抜けた今、伊東監督は後釜を未定としている。涌井は「まだ始まったばかりですが、そこ(開幕戦)に合わせていくつもり」と意欲を見せた。開幕戦で松坂と投げ合えればベストか、との質問には「横浜高校的には、そうでしょう」と含み笑い。秘めた気持ちをのぞかせた。

 今キャンプ初のブルペン投球では、直球のみ51球を投げた。2日も立ち投げを行ったが「あれはキャッチボール」と、本人の捉え方は違った。この日は捕手に片膝立ちを頼み、右打者の外角高めに構えてもらった。「そんなに力は入れていない」と言ったが、力みのないしなやかな腕の振りで、強い球を投げ続けた。開幕投手の本命であることは間違いない。【古川真弥】