【DeNA相川亮二監督】燃えたぎる反骨心 選手起用に込めた熱いメッセージに迫る

DeNA相川亮二監督(50)が、就任1年目のシーズンで奮闘しています。選手時代は04年のアテネ五輪、2度のWBC出場など豊富な経験を持ち、指導者としても巨人、DeNAでコーチを務めました。ヤクルトから巨人にFA移籍した15年シーズンから相川監督を取材する記者が注目した指揮官の行動に迫ります。

プロ野球

★相川監督の注目行動

  • 初先発の藤浪へ「顔が、かてぇーよ」マウンドへ自ら向かった真意
  • 古巣戦での起用に込めた思い 藤浪、古市、尾形への熱いメッセージ
  • 年俸ダウンでも勝負を選んだ現役時代 指揮官が求める「勝負」の舞台

◆相川亮二(あいかわ・りょうじ)1976年(昭51)7月11日、千葉県生まれ。東京学館から94年ドラフト5位で横浜(現DeNA)入団。02年から正捕手に定着。08年オフにFAでヤクルト移籍。09、11年盗塁阻止率リーグ1位。14年オフに2度目のFA移籍で巨人入団。17年引退。通算1508試合、1150安打、69本塁打、475打点、打率2割6分。引退後は19年から巨人コーチ。22年にDeNAに復帰し、昨季は1軍ディフェンスチーフ兼野手コーチ。04年アテネ五輪、06、13年WBC日本代表。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。

試合前の声出しを笑顔で聞くDeNA相川亮二監督(右)(撮影・浅見桂子)=26年7月12日

試合前の声出しを笑顔で聞くDeNA相川亮二監督(右)(撮影・浅見桂子)=26年7月12日

藤浪へ「顔が、かてぇーよ」自らマウンドへ

7月11日の巨人戦、今季初先発だったDeNA藤浪晋太郎投手(32)が、1回の先頭打者から3者連続四球で無死満塁のピンチを迎えると、相川監督は自らマウンドに向かった。

「顔が、かてぇーよ」

スタンドがプレーボールからの四球連発にどよめく中、指揮官の表情は柔らかく、叱咤(しった)激励というよりは、ベンチから目に映った顔の硬さにツッコミを入れた。緊張をほぐしながら、藤浪が冷静さを取り戻せるように振る舞った。

DeNA対巨人 1回表巨人無死一、二塁、キャベッジに四球で3連続四球となり、藤浪晋太郎(右から2人目)のもとに駆けつけ声をかける相川亮二監督(右)(撮影・浅見桂子)=26年7月11日

DeNA対巨人 1回表巨人無死一、二塁、キャベッジに四球で3連続四球となり、藤浪晋太郎(右から2人目)のもとに駆けつけ声をかける相川亮二監督(右)(撮影・浅見桂子)=26年7月11日

「今季初登板でいろいろ思うことがあったと思いますし、あの場面では、技術的なアドバイスをしても難しいだろうから、もう少し力を抜いていけよっていう感じで言葉をかけた」

今季はアドバイスや間を空ける時には、小杉コーチがマウンドに向かうことがほとんどだったが、初回から指揮官が動いたことは大きな意味を持った。

古巣相手の重圧のマウンド 起用の意図

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。