決戦は侍で!
ソフトバンク武田翔太投手(21)が16日、欧州代表戦(3月10、11日=東京ドーム)の侍ジャパンに選出された。相手には新外国人リック・バンデンハーク投手(29=韓国サムスン)も入り、直接対決でチームの開幕ローテを争う可能性も浮上。武田は「いじっときます」と宣戦布告した。ホークスからは松田、柳田、今宮も選出された。
武田にとって2度目の代表入りは格別だった。前回は追加招集だったが、今回は正式に選ばれた。「うれしい。若さを出していきたい」と、トレードマークの笑顔がさらに弾けた。
キャンプも半分が過ぎ、ここからは開幕ローテーション争いが激しくなる。摂津、松坂、大隣、中田、スタンリッジ、新助っ人右腕バンデンハーク。この6人のうち誰かを超えないと、先発枠はない。大事な3月にチームを離れるが「開幕ローテ争いには支障はない。むしろアピールしてきます」と前向きだ。
欧州代表にはバンデンハークも選ばれた。「そうなんですよ。いじっておきます」とにやり。今日17日の紅白戦では、ともに先発。直接対決第1ラウンドとなる。だが、味方相手ではなく国を背負った真剣勝負なら、より厳しく攻める投球もできる。新助っ人と投げ合う可能性も十分あり、東京ドーム決戦はそのまま開幕ローテバトルになる。
4年目の今季こそ1年間フルで戦えるためのフォームづくりに今キャンプでは取り組んでいる。重心を軸足に残さず踏み出す左足へすべて移動させることで、腕がしっかり振れ球速もアップ。自然とカットボール気味に変化していた直球も変化しなくなった。「1年目のフォームに近い」と7月から8勝1敗を挙げたころの感覚になってた。
12日の紅白戦初登板では2回3安打2失点。あえて直球とカーブに球種を限定していたからで、今後は昨秋の侍ジャパンでオリックス金子に学んだツーシームなども実戦で試していく。14日の練習後はイオンモール宮崎でトークショーを行い、故郷の期待を一身に受けた。「侍ジャパンは強いというところを見せたい。自分らしい投球ができれば、シーズン通していい投球ができると思う」。侍ジャパンから飛躍のシーズンが始まる。【石橋隆雄】
◆武田の昨秋日米野球
左脇を痛めたヤクルト小川の代わりとして追加招集された。11月16日の第4戦(東京ドーム)で3番手として2イニングを投げ、2安打1失点。20日の親善試合(沖縄セルラー那覇)では先発し3回を4安打1失点で勝ち投手に。期間中にオリックス金子からシンカー、ツーシームを習うなど、初の日本代表で貪欲だった。



