有望新人加入は、6大学と東都だけじゃない。首都大学リーグの東海大が12日、神奈川・平塚市内の同大グラウンドで紅白戦を行い、昨春センバツ優勝の東海大相模・佐藤大貢捕手、広島ドラフト1位野村の弟、広陵・野村航平投手(ともに3年)らが出場した。

 佐藤は昨年、4番主将としてセンバツ決勝で2ランを放つなど活躍。この日も2打数1安打で本塁を踏んだ。伯父の俳優柳葉敏郎(51)がアドバイザーを務める社会人チーム「大曲ベースボールクラブ」からも勧誘されたが進学を選択。「今年中に1軍に上がって(ドラフト上位候補捕手の)伏見さんにプレーを見てもらいたい」と意気込んだ。

 先発した野村は兄そっくりの投球フォームを披露。4回6失点の内容に「野球センスは全部兄に持ってかれた」と苦笑しつつも、「同じDNAなんで。大学日本一に貢献できる投手になりたい」と頼もしかった。【鎌田良美】