青森市の青森山田高校野球部の寮で昨年12月、1年生の男子部員が意識不明になり、病院で死亡した事件で、遺族は9日、「死亡したのは、暴行や学校側の管理体制の不備が原因」として、暴行したとされる当時の上級生と両親、同校を運営する青森山田学園に総額約8700万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状などによると昨年12月18日夜、男子部員が同級生と寮で焼き肉をしたことを上級生が注意、男子部員の上半身を殴るなどした。事件では、青森県警が1月、上級生を暴行の疑いで書類送検した。
死因は特定されていないが、遺族側は、衝撃によって不整脈が生じる心臓振とうが原因と主張している。また、寮には夜間いるはずの教諭が不在だったことや自動体外式除細動器(AED)の設置がなかったことを指摘し「寮の体制が不十分で未然に暴行を防止できず、救命措置に対応するための準備も怠った」としている。




