雪のちらつく中、早大・斎藤佑樹投手(22=早実)が10日、日本ハムの合宿所と屋内練習場を見学した。本拠地移転7年目と、施設が比較的新しいこともあり「きれいだし、中も広くて、ここに来ることがあれば快適に過ごせると思いました。1軍に来ないと、ここを使えないので、早く1軍でやりたいという気持ちはあります」と目を輝かせた。

 自主トレで訪れていた選手会長の田中賢介内野手(29)とも初対面し、あいさつした。「よろしくお願いしますと言っただけ」だったが、初めてチームの先輩と顔を合わせたことで、あらためてプロ入りを実感した。緊張感からなかなか多くは話せなかったが、実は前日9日の入団セレモニー後には、イベント内でビデオメッセージを寄せてくれた稲葉に「お礼がしたいんです」と連絡を希望し、関係者に取り次ぎをお願いしていたという。稲葉が所用で電話に出られなかったため実現はしなかったが、早くチームにとけ込みたいという斎藤の思いが伝わるエピソードだ。

 「今年の漢字」を聞かれ、大学4年間を終えることもあって、起承転結の「結」と答えた。新千歳空港では警備員の徹底ガード、羽田空港では一般出口とは別のルートを通り、混乱もなく帰京。「まだスタートラインに立っただけです」。また新たな「起」が幕を開けた。【本間翼】