伝説の一戦に先発した男が、夢を追う。駒大苫小牧出身の関東学院大・菊地翔太投手(4年)が21日、横浜での神奈川大学リーグ最終戦の神奈川大戦に4番手で登板、0点に抑え13-0の圧勝劇を締めた。菊地は06年夏の甲子園決勝、翌再試合ともに2年生ながら先発登板。現在最速147キロの右腕で、9月19日にプロ志望届を提出した。27日のドラフト指名は微妙だが、指名がなければ11月の独立リーグトライアウトを受験する方向。1学年上の楽天田中将大投手(22)、高校で投げ合った日本ハム斎藤佑樹投手(23)が刺激で「斎藤さんと投げ合いたい。プロ野球で活躍する選手になりたいんです」と切望した。