王さん引退!?

 ソフトバンク王貞治球団会長(73)が11日、ドラフト会議で指名選手が競合した場合、くじを引かない考えを明かした。「もうそのつもりはないよ。去年だって本当は引くつもりなかったんだから」。東浜を1位指名した昨年はDeNA、西武との抽選で交渉権を獲得していた。過去に4球団競合の寺原、6球団競合の大場を引き当てた黄金の右手が、第一線を退く考え?

 を打ち出した。

 王会長は「監督が自分で引いて鍛えるのがいいだろう」とバトンタッチを声高に訴えた。過去2戦2敗の秋山監督は昨年も“出馬”を固辞。王会長がおとこ気を見せ、土壇場で立候補するというドタバタ劇が発生していた。

 この日は福岡市内でスカウト会議を開き、1位候補を九州共立大・大瀬良大地と桐光学園・松井裕樹の2投手に絞り込んだ。いずれも競合は必至だが、果たして誰がくじを引くのか。