4年ぶりの日本一に輝き、アジアシリーズも制した西武の契約更改交渉が1日、埼玉・所沢市の球団事務所で始まった。2軍選手が中心だったとはいえ、この日だけで全選手の約3分の1に当たる18選手が更改。球団側はハワイV旅行に出発する15日までに全選手と交渉する予定で、例年にないタイトなスケジュールが組まれた。12球団で最もオフが短い日本一チームならではの“駆け込み交渉”となった。

 交渉時間は1人10分前後。球団事務所の会見場には、午前10時から午後4時すぎまでひっきりなしに選手がやって来た。すべての選手と交渉にあたった前田球団本部長は「疲れた?

 いえ、そんなことはありません。こちらが言いたいことはきちんと話せたし、彼らの言いたいことも十分に聞けた」と涼しい顔で話した。2日は11選手と交渉予定。慌ただしい日々はしばらく続きそうだ。