横浜内川聖一外野手(27)が27日、契約更改交渉で大幅アップを求める意向を明かした。静岡・伊豆の国市で行われた選手会ゴルフに参加し、来月9日の契約更改について言及。「開幕から村田さんがいない中で最終的に首位打者争いをした。言いたいことが言える年だと思う」と話した。今季年俸8500万円から1億4000万円前後を要求する構えだ。

 チームは2年連続最下位に終わったが、内川は3月のWBCで活躍。シーズンでは昨年の首位打者には及ばなかったが、打率3割1分8厘でリーグ2位の成績だった。「勝てなかった責任は感じているが、頑張れば(給料が)上がるということを後輩たちに示したい」と話した。尾花新監督を迎え、トレード、FA補強と積極的に動いている。生え抜きの内川は「これまで横浜で頑張ってきた選手にも正当な評価がなければ、チームは活性化しない」と力を込めていた。