西武中島裕之内野手(28)が28日、西武ドーム内で2度目の契約交渉に臨み、3000万円増の2億8000万円プラス出来高でサインした。今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍を目指したが、球団側に認められず断念。今季終了後のポスティング移籍容認を求めて代理人を通じて球団側と交渉してきた。中島は「(ポスティング移籍については)シーズンが終了したら真剣に検討してくれるという話をしてもらった。今はシーズンを戦うことだけを考える」と話した。

 昨季は右脇腹や左肩のケガがありながら130試合に出場し、打率3割1分4厘、20本塁打、93打点の成績を残した。今季に向けて「とにかく全試合、最後まで出ることです」と、2年ぶりの全試合フルイニング出場を目標に掲げた。(金額は推定)