<練習試合:日本ハム2-7阪神>◇10日◇名護
WBC日本代表候補の日本ハム稲葉篤紀内野手(40)が10日、今年初めての対外試合となる阪神との練習試合(名護)で、第1号となる2ランを右翼席へ放った。今年から兼任する打撃コーチとしても、試合後、中田に打撃指導。プレーヤーとして、コーチとして、順調なスタートを切った。
打撃コーチらしい、技ありの一発だった。「(第1、2打席と)真っすぐに差し込まれていたので、変化球に泳いでもいいからポイントを前のほうにしようと思った」。修正点を明確にして立った7回の第3打席。落ちる球を、ドンピシャでとらえた。「下半身でしっかり粘れたという意味では良かったと思います」と控えめに喜んだが「まだまだ、速い球に慣れていかないと。課題はたくさんあります」と、本塁打1本で満足するつもりはない。
今キャンプで、コーチとしても本格的に始動した。球団から渡されたコーチ用の手帳には、どの選手にどんなアドバイスをしたかなど、つぶさに記録しており「自分自身を振り返る意味でも、いい作業になっている」という。この日の試合後、一緒に特打を行った中田のスイングがおかしいと見るや「疲れている中で特打をすると惰性になりがち。(体に)キレを出して、強い打球を飛ばすように」と注意した。15日から宮崎で始まる代表合宿でも中田の“お守り役”をまっとうする覚悟。大ベテランが願うのは、2人そろっての最終メンバー入りだ。【中島宙恵】



