侍ジャパンの秋山翔吾外野手(28)が24日、国内で初実施されたプレミアムフライデーを堪能した。午後2時57分、最後のショートダッシュを終え、意気揚々とロッカールームへ引き揚げた。「今日はプレミアムフライデーですよね? 僕も3時までに練習を終えられて良かったです」とニヤリ。結果的にはグラウンドを引き揚げるのはチームで最後だったが時間ギリギリでこの日の“業務”を終えた。プレミアムフライデーは、米国の「ブラックフライデー」を参考に経済産業省などが実施を呼びかけたもの。世間の流れに沿って? 夕食前までの空き時間は「キャンプから家に帰っていないので今日は家族に電話します」と照れくさそうに笑った。

 「僕は練習をしないと不安になるので」と普段から練習時間は他の選手よりも長い。宮崎合宿でもチーム本隊よりも早い午前8時に宿舎を出発し早出練習を敢行。「人よりも準備に時間がかかるので」と軽めに体を動かし全体練習に臨んでいる。フリー打撃ではキレのあるスイングでプレミアムな打球を連発。個人消費ならぬ個人成績を上げて侍ジャパンを盛り上げる。【為田聡史】