18年ぶりの3場所連続15日間満員御礼が確実になった。盛況ぶりに暑さも重なりバカ売れの新商品がある。協会公式キャラクター・ひよの山にちなんだ「ひよちゃんアイスもなか」だ。バニラやストロベリーなど4種類の味をそろえ、価格は各300円。試食会で北の湖理事長から「おいしい」とお墨付きをもらい、角界関係者にも好評という。

 「連日1000個以上売れてます。想定の1・7倍で、製造が間に合わない」。そう言ってうれしい悲鳴を上げる販売担当者の横で、もなかを詰め込んだクーラーボックスを首から掛け、館内を駆け回っているのが“アイス売り子”たち。限定の黄色いポロシャツと白いショートパンツという涼しげな制服は、昨夏登場したビール売り子とともに、観客の目を引く存在だ。

 女子大生中心の売り子には、芸能事務所に所属するタレントの卵もいる。最近人気のグラビアアイドル・おのののか(23)は、元東京ドームのビール売り子。「土俵には金が埋まっている」といわれるが、相撲人気復活でテレビ局や芸能関係者も多く訪れる館内でのバイトも夢がありそう。国技館からも将来タレントになる売り子が出てくる、かもしれない。【木村有三】