元世界2階級王者で、WBA世界フライ級3位井岡一翔(25=井岡)が、新兵器を本格導入した。3日、和歌山・白浜で2泊3日の走り込み合宿を開始。4月22日に3階級制覇をかける同級王者レベコ戦へ、スタミナ強化のため高地トレーニングの効果が得られる特殊マスクを装着。「めっちゃ苦しい。マスクなしの状態と比べて、空気を半分吸えるか、吸えないか」。ジム仲間からは「(映画スター・ウォーズの)ダース・ベイダーや」と声が飛ぶ。導入を決めた一法会長は「勝負どころの中盤以降でKOするため」と説明した。

 井岡は、練習の手応えもあってV8王者のレベコに向けて「怖さはない。お疲れさまでしたと、引導を渡す」と引退を勧告した。