ボクシングのWBA世界ライトフライ級3位井上拓真(19=大橋)が24日、7月6日の東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦(東京・後楽園ホール)に向け、横浜市内のジムで練習を公開した。プロ5戦目で迎える初のタイトル戦で、39戦の経験を持つ同級2位ヘラルド(フィリピン)と対戦する。試合前最後のスパーリングで順調な仕上がりを見せると「世界につながる重要な一戦。ヤマ場を作って、流れの中でKO出来れば」と力を込めた。

 デビュー2戦目で世界ランカーを破るなど、自身も主要団体で世界ランク入りする。高校時代のライバル田中恒成(畑中)が5月に世界を取ったことも刺激になったようで「ずっと戦ってきた仲。自分も、ここでこけてはいられないと思った」。大橋秀行会長は「今回の試合内容次第では」と、年内に世界挑戦させる可能性も示唆した。