ボクシングの東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦(6日、東京・後楽園ホール)の前日計量が5日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。

 同級1位の井上拓真(19=大橋)はリミットを200グラム下回る51・9キロ、対戦相手の同級2位マーク・アンソニー・ヘラルド(23=フィリピン)は52・1キロでともに1回でパスした。

 初のタイトル戦に臨む井上は、勝てば兄のWBO世界同級王者・尚弥(22)と同じ5戦目での東洋太平洋王座獲得となる。「今までで最高の仕上がり。試合が楽しみ。勝ちに徹して流れの中でKO出来ればいい」と抱負を語った。ヘラルドは39戦31勝(14KO)5敗1分のキャリアを誇るサウスポー。「自分はファイター。前に出て打ち倒すだけだ」とコメントした。