6月に日本ライトフライ級王座を返上した、WBC世界同級3位の木村悠(31=帝拳)が「世界前哨戦」での完勝を誓った。今日1日のノンタイトル10回戦(東京・後楽園ホール)でメキシコ人選手と対戦する。

 7月31日には都内で計量に臨み、契約体重のリミット49・4キロでパス。「日本でやることはもうない」とV3戦後に王座を返上し、「世界モード」に入った。アマ時代に元世界王者の五十嵐、八重樫らとしのぎを削った実力者は「ライバルだった選手の活躍に悔しい思いもあった。今回は世界王者を目指す上でキーになる試合。自分から仕掛けるボクシングを展開したい」と力を込めた。