西日本ボクシング協会の総会が7日、和歌山・白浜町で開かれて会長選挙を行い、元世界2階級王者の井岡弘樹現会長(47=井岡弘樹)が再選を果たした。

 元東洋太平洋バンタム級王者の村田英次郎氏(59=エディタウンゼント)との一騎打ちを42票対19票で制した。任期は4月1日から3年間。

 選挙前に行われたスピーチで井岡会長は「協会財務体系の改善、選手のセカンドライフ促進、ボクシング界の発展」の“3大政策”の実現を公約に掲げて、出席した関西のジム会長にアピール。とくに、選手寿命が短いと言われるボクシング界にあって、セカンドライフ促進には力を入れる方針を示した。「選手の職業適性検査の実施、社会人教育の実施、大学進学支援をしていきたい。僕自身が、資金を集めます」と力を込めた。

 当選後には、昨年から大手人材派遣会社パソナと西日本協会が提携していたことも明かした。ボクシング人口増加のために、子供の親にもボクシングの良さを広めたい考えを示し「親がボクシングをしなさいと言うようになれば、サッカーや野球みたいに人口も増える」と熱弁した。