IBF世界スーパーバンタム級1位和気慎吾(28=古口)が、21日に都内でフィリピン人との本格スパーに突入した。7月に大阪で同級2位グスマン(ドミニカ共和国)と王座決定戦で世界初挑戦する。初めて海外からパートナーを呼び、同国スーパーフライ級王者スルタら2人と6回をこなした。

 ジムのリングは正規より小さく、古口会長の古巣協栄ジムに出向き、片岡特別マネジャーも駆けつけた。緊張気味で硬かったが徐々に足も動き、得意の左ストレートを見舞った。和気は「いい内容でなかったが、悪い時もある。前向きにここからどんどん上げていく」。既に普段より1カ月早くスパー開始と気合は十分。1カ月後の決戦へ向け、30日までパンチに磨きをかける。