ボクシングの12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(30)が5日、プロ転向を正式表明した。

 大橋ジムに所属し、今月29日のプロテストを経て、9月の6回戦デビューを目指す。横浜市の同ジムで会見した清水は「リオ五輪出場の道がなくなり、東京五輪を目指そうと思ったが、年齢的にもモチベーションが難しかった。新たなステージで挑戦したいと思った」と理由を説明。「目標は世界王者。世界王者にならないとやる意味がない」と意気込みを語った。

 大橋秀行会長は「2年以内には世界王者にしたい。身長(1メートル79センチ)と、固くて強い左ストレートが魅力。プロの戦いに慣れるのも難しくない」。デビュー戦の内容次第では、12月に予定するプロ2戦目で世界ランカーと対戦するプランもあるという。