ボクシングのWBO世界ミニマム級王座決定戦(20日、兵庫・駒ケ谷体育館)の予備検診が18日、兵庫・三田市内で行われ、同級1位加納陸(18=大成)と2位高山勝成(33=仲里)ともに異常はなかった。

 加納はリーチで高山を8・5センチ回り、167センチ記録。試合を優位に運べそうな数値に「意識せんでも、生きてくる場面では生きてくる」とうなずいた。体重も「朝、起きたらリミット(47・6キロ)でした」と問題ない。この日着用した隼のロゴマークが入ったオリジナルTシャツも試合当日から新発売される予定で、初の世界戦の準備も整った。「緊張感は高まってこない。逆にリラックスしてます。集中だけ最後まで切らさないように」と、自然体で国内最年少世界王座奪取を目指す。