元2階級王者の長谷川穂積(35=真正)が23日、WBCスーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス(29)に挑む2年ぶりの世界戦(9月16日、エディオンアリーナ大阪)に向け、神戸市内で練習を公開した。背水のプロ41戦目を前に右のリードパンチを徹底練習。「勝つボクシングが分かってきた。これで王者になれなかったらおかしい」と自信をみせた。

 王者陣営の要望で、試合用グローブはメキシコ・レイジェス社製に決まった。長谷川が同社製を使うのは、10度防衛したWBCバンタム級王座から陥落した10年4月モンティエル戦以来。革が薄くパンチも効く因縁のグローブになるが「パンチをもらわず戦いたい」と不安はない。