プロボクシングのWBO世界女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、王者池原シーサー久美子(31=フュチュール)が4度目の防衛を果たした。挑戦者の江畑佳代子(40=ワタナベ)の圧力に苦しんだが、相手の打ち終わりに的確にパンチを浴びせ、2-1の判定で勝利を収めた。池原は9勝(3KO)1敗2分けとした。

 池原は試合後のインタビューで、柔道元日本代表で格闘家の出花崇太郎(32)と結婚していたことを明かした。リング下で、約12年間の交際を実らせた夫に抱きかかえられると、満面の笑みを浮かべた。「勝って報告しようと決めていたが、それがプレッシャーになった」。接戦となった試合については「警戒しすぎて、守りに入ってしまった。どんどん強い相手と戦っていきたい」と話した。