「K-1 WGP 2017」(22日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の、第2代スーパー・バンタム級(55キロ)王座決定トーナメントで優勝した武居由樹(20)が23日、都内で公開会見に臨み、ファンに笑顔を見せた。

 大会前日会見で宣言した3試合KO勝ちこそ逃したが、2KOとフルマークの判定勝ちは文句の付けようがない内容。しかし、武居は「1回戦は緊張の上、相手オルデンの圧力を感じてやりにくかった。会長に怒られた」と反省した。その一方で「昨日は夢の中で戦っている感じだった。楽しくて各試合の記憶がない」と笑った。

 今回の戴冠で、Krush53キロと併せ、2つの王座に就いた武居。「両方防衛できればと思う。(試合が)決まった方の体重に合わせられるよう、普段からコントロールしていきたい」とさらなる精進を誓った。

 「初代(武尊)がすごいチャンピオンだったので、このベルトの価値を下げないように努力したい」という武居。最後に自分への今回のご褒美について聞かれると、冗談めかして「(地元の)足立区でパレードでもやってもらえたら」と、武尊も考えつかないアイデアで、ファンを笑わせていた。