WBC世界フライ級1位の比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が5月20日の世界戦(東京・有明コロシアム)を意識した「スイッチ対策」に入った。

 同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)への挑戦を控え、25日には東京・杉並区の所属ジムで10回のスパーリングに臨んだ。

 右構えの日本フライ級暫定王者・黒田雅之(30=川崎新田)と6回、さらに左構えの昨年の全日本フライ級新人王・中谷潤人(19=MT)と4回というハードな内容。

 エルナンデスが試合途中で構えを左右にスイッチするための対応策で、左右両タイプの選手とのラウンドを消化した。

 比嘉は「左に苦手意識はないので。右になっても左になっても問題ないですね」と自信をみなぎらせた。