5月21日に有明コロシアムで開催されるボクシングのダブル世界戦の予備検診が18日、都内で行われた。

 5度目の防衛戦を迎えるWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)は、対戦相手となる同級2位リカルド・ロドリゲス(28=米国)の検診表のデータをみて、「前もって知らされていたデータと変わらない。表情はすごく良いので、調子はいいんだろうな。体も強そうな印象ですね」と見定めた。

 大橋秀行会長は脈拍102だったロドリゲスに対し、「減量が苦しいのかな。ベストコンディションで来てほしい」と注文。ロドリゲスは数値のことを報道陣に聞かれると、「歩いてきたからでしょうかね」と半笑いで答え、問題なしを強調した。

 この日の井上は珍しくキャップ姿だったが、「まだ髪を切ってなくて」と照れ笑い。試合までに整えるつもりだが、髪形については「まだ迷ってます」。そちらもファンの楽しみとなりそうだ。