20日にWBC世界フライ級王座を獲得した比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が21日、都内で師匠・具志堅用高会長(61)とともに一夜明け会見に臨んだ。

 具志堅会長は比嘉が世界王者にならなかった場合、ジムを閉鎖するつもりだったことを明かした。「20年以上、ジムをやっていて世界王者をつくるのは難しいなあと考えていた。比嘉にかけようと思っていた」と説明。世界戦前からジムのマネジャーやスタッフに、自らの意向を通達していたという。比嘉も「会長からではなく、何となく周囲から雰囲気で聞いていた。自分がやらなきゃと思っていた」とのエピソードを口にした。