ボクシング界から政界進出もあり!? 22日のWBA世界ミドル級タイトル戦で新王者となった村田諒太(31=帝拳)は、アッサン・エンダム(33=フランス)を7回終了TKOで下した試合後に、報道陣の笑いを誘った。

 この日が衆議院選挙の投票日と重なったことを受け、将来の政治家への転身はあるかと聞かれると、しばし思案。所々赤く染まった顔に白い歯のぞかせながら、「パッキャオみたいにラスベガスで100億円稼げるようになったら考えます」とニコッとした。

 元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は、15年に「世紀の一戦」世界ウエルター級王座統一戦でフロイド・メイウェザー(米国)で、1試合のタイトルマッチで両者あわせて3億ドル(約330億円)以上の巨額のファイトマネーを稼いだ。その後、16年から母国で上院議員を務め、次期大統領候補と言われている。それにかけての、見事なジョークでの返答だった。